こんなお母さんが好き

上手に小児科にかかるには

医師の仕事は患者さんを診察して「病気を診断」することから始まります。診断を誤れば治療を誤ることになり、病気の回復は遅れる(または悪化する)こととなります。正確な診断をするために必要なのは「患者さんに関する情報」ですが、子供は自分で症状を話せませんし、成人のように血液検査などを簡単に行うこともむずかしいので、保護者からの問診がとても重要となります。

私のような小児科開業医が診療する患者さんは、熱・咳・鼻水・下痢のような「かぜ症状」の患者さんがほとんどですが、その中には「重い喘息発作」、「肺炎」、稀には「髄膜炎」の患者さんなどもまぎれ込んでいます。軽い病気から重い病気まで多彩な患者さんが受診される中で、重い病気を見逃さないで適切な対応をすることが求められていると思います。子供の病人の数は季節による変化が強く、冬の忙しい時期は患者さんが待合室で待つ時間も長くなりご両親の苦労や心配も多いと思います。そのことは我々も十分承知していますし、病気の子供達をなるべく待たせないように必死で診療をしています。そのような時、あやふやな話や不十分な情報は、私たちが仕事をする上で大きな障害となりストレスが溜まる原因となります

このような実情をご理解いただいたうえで、混雑している時の小児科医と上手に付き合って欲しいという願いを込めて、このようなものを作ってみました。私(小児科医)が望む理想の保護者はこんなもの?と感じてください。

  1. 必ず診察を受ける。
  2. 子供の病気の経過を説明できる方が連れて行く
  3. 他の病気の薬があればその名前を調べておく
  4. 一番の心配事をまず伝える
  5. 質問と要望は、前もって・要点だけを
  6. 病名と薬は必ず確認する
  7. 医療機関の受付時間を守る